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今回は「個建て」と「車建て」の違いについてご紹介します。

軽貨物配送ではよく「個建て」と「車建て」という言葉が使われます。

あまり聞き馴染みのない言葉ですが、この2つには大きな違いがあります。


1. 個建て（こだて）

• 報酬形態：1個あたりの配達単価に基づいて報酬が支払われます。例えば、1個配達するごとに180円といった単価が設定されており、配達した荷物の数に応じて報酬が決まります。
• メリット：
• 努力次第で収入が増加：配達個数が多ければ多いほど収入が増えるため、効率よく多くの荷物を配達できると高収入が期待できます。
• 成果報酬型：自分の頑張りがそのまま報酬に反映されるため、仕事に対するモチベーションが上がります。
• デメリット：
• 配達件数に依存：配達件数が少ないと収入も少なくなるため、エリアや季節によっては収入が不安定になりがちです。
• 忙しさが変動：繁忙期は忙しく、閑散期は仕事が少ない場合もあります。

2. 車建て（しゃだて）

• 報酬形態：1日あたり、または1ヶ月あたりの固定報酬（もしくは車両単位の報酬）で支払われます。例えば、1日あたり2万円のような日当制、もしくは月額の固定報酬として設定されることが多いです。
• メリット：
• 安定収入：毎日決まった金額が支払われるため、収入が安定しやすいです。特に長期的な契約がある場合、月々の収入が確保されます。
• 配達件数に左右されない：配達件数や荷物の量に関係なく報酬が固定されているため、天候やエリアの影響を受けにくいです。
• デメリット：収入の上限：固定報酬のため、いくら多くの荷物を配達しても収入は増えません。効率よく働いても報酬に反映されないため、成果報酬を求める人には向かないことも。


3. どちらを選ぶべきか？

• 個建て：短期間で多く稼ぎたい、頑張り次第で収入を増やしたい人に向いています。特に繁忙期（年末、イベントシーズン）などでは稼ぎやすくなります。
• 車建て：安定した収入を確保したい人や、長期間にわたる安定的な仕事を望む人に適しています。特に配達件数が少ないエリアで働く場合や、天候や配達量の変動がある地域ではメリットが大きいです。



最初は車建てから始めて安定した報酬を得ながら経験を積んでいき、慣れてきたら個建ての案件に移動して高収入を目指していく形も取れます。

自身のライフスタイルや働き方に合わせて、どちらの報酬形態が適しているかを選ぶのが良いでしょう。